設計者として、建築を想像する過程として切っても切れないのが法律。
主に建築基準法という法律が関与するわけですが
駆け出しのころ、法律の解釈について相談に行くと
「建築基準法とは建築を造る上で、最低限の法律です」よく言われた言葉。
最低限度の法律を満足し、設計者としてプラスオンのハードルを掲げる。
と、とは言え過剰な法解釈と防衛はコストという名に全て跳ね返るのが実情である。
ここで試されるのが設計者としての腕の見せ所でもあるのだ。
法的な問題として難しいのが消防法。
建築基準法よりも上位の法律である消防法は、そもそも人命に直接関わっているのだからと
拡大解釈した指導を称するお願い(無理難題)を押し付けられるのである。
@文字数の少ない法律が上位となる
今日は、と、ある消防署からご指導の連絡。
独自のローカルルールとして突き付けられたものは
設計者の私にとって相反するもので、どうやって折衝するか。
ここが腕の見せ所である。
クールに大人の対応するのだ。と、自分に言い聞かす。
ガチガチに凝り固まった肩とリフレッシュを兼ねてランチミーティング。
海は癒される。
やはり、人類の祖先は海から生まれたのか…と感じるのであった。