ギャラ間(ギャラリー間)を出ると16時。
秋になり、足が速くなった夕暮れ。
日没まで残された時間は残り1時間30分。
訪れたい建築を頭の中で取捨選択するも、歩き疲れてメモリ不足となった頭の中で
光を放ったこの建築。
建築家 菊竹清訓 氏 のスカイハウスです。
学生の頃、菊竹建築にあこがれ、卒業設計はメガフロートを引用した
海上都市を設計しました。
@結果は確か3位とあまり芳しくなく… 笑
傾斜地に建つ、この菊竹氏の自邸。
壁式のピロティでダイナミックに持ち上げた住居は
住まいの変化に応じて間取りレイアウトが変化でき、ムーブネットと
呼ぶ吊り下げユニットで変わりゆく生活様式にも対応できるというものです。
菊竹氏の カ。カタ。カタチ。 理論哲学。
自邸の向かいには菊竹氏の設計事務所が建っています。
「あっ。あれは!!!」
エントランスに置かれた メガフロート の模型!
もー。涙腺崩壊ですっ!
じーっと。
じーっとスカイハウスを前に佇む40歳男子。
感慨に浸りながら茶店に入り、次の建築を考える。
「うー。真っ暗になっちまったし、ライトアップした建築しかねーなー。」
「菊竹さん見たら遡って…丹下さんか!」
「そーだ! 東京都庁を見に行こう!」
で、行きました都庁。
1時間並びました展望台。
見ました新宿副都心。
「さ。寂しい…。」
「男一人で夜景は寂しい…。」
1時間待って。エレベータ乗って。5分で帰る…。
呑みまくった。そして次の日。
どこぞの駅。
スティールのフレームが素敵な朝。
三日目、最終日はまずコチラ。
建築家 瀬島和代 氏設計の すみだ北斎美術館です。
どの方向からみても表情が異なるファサード。
曇天の空でも外装のアルミパネルに反射した鈍い光が様々な表情を演出します。
ファサードのマッシブなヴォリュームとの相互関係から生まれたスリットのコリドー。
内部はイマイチでした…。
うーむ。
続いて、徒歩で行ける妹島建築を見ます。
エキスパンドメタルのダブルスキンはまるで着物をまとってるようで
素敵でした。
続く…。
@3回で書ききる予定だったのに…。