今年も残すところ7週間。
赤く染まった南天を見ながら残り2ページの手帳とにらめっこの日々です。
毎週火曜日は現場定例会議の周南市の工事現場。
午前中の会議を早々に切り上げ、鉄骨の製品検査に行ってきました。
今回は普段お目に掛からない鉄骨工場の内部をご説明します☆
鉄骨の施工計画書(製品の品質管理から工作~組立)を再確認し、いざ工場へ。
所狭しと置かれる鉄骨と作業の風景。
柱と梁の接合部を確認します。
鉄骨造の現場組立ては基本、梁と梁をボルトにて接合しますが
その梁と柱との接合部(溶接)監理が重要です。
これは柱(ダイヤフラム)と梁(H鋼)の接合部分。
H鋼フランジの材質、寸法、ルート間隔(隙間)に開先角度(ナナメの部分)等々、確認事項は多岐にわたります。
そして、溶接部に不具合(割れ、溶接不良、溶け込み不良等)が無いか
非破壊試験(超音波探傷試験)を行います。 @ここでは柱内の隠蔽部となる溶接確認
調査する個所のケレン(ゴミ等の削り取り)を行い、グリセリンを塗布(とふ)します。
そして探触子をスリスリ。
すると探傷器(形波パルサー)に表示されます。
ほか、工場内は様々な色の光が輝いてます。@これぞ男の仕事。かっこいい!
そして柱。@まるでバズーカー
柱と基礎を緊結するベースプレート。
この仮組後に溶接します。
そして初めて採用したスマートダイヤです @いわゆる規格品
と、だいぶ割愛しましたが他にも検査項目は多数あります。@今回は2時間程度
通常は製品(鉄骨)が80%~90%程度、出来上がった状況で製品検査を行いますが
私は工場確認や材料、組立て~溶接状況を確認したいがため、2回行います。@あと1回。。。
冷たくなった指先をスリスリしながら現場事務所に戻るとサブコンさんのスマイル。
「埋込コンセント」を決めてください。
芯から冷え切った身体と頭。
建築は体力勝負です☆