さざれ石

ゆるりとした午後。
ひとつ仕事が終わり、久しぶりにペンを持ちました。
もとい、キーボードをカシャカシャ打ちました。

書きたいことが、描きたい図面がたくさんある。
でも時間がなかなか無い。 俗に言う「あるある」です。

さて、8月吉日に周南市鹿野で安全祈願祭が執り行われました。
昭和57年建築の施設を約2年間で改築するという工期の長い建築です。

周南(徳山)市街地から車で40分の鹿野地区。
残暑がキビシイので現場でのテント神事だとさすがに。。。との配慮で神社です。

 

気温で5℃は涼しいのでは…という長い参道。

ちなみにここは男坂(おとこざか)で、女坂(おんなざか)は別にあります。

 

ふと拝殿(こちらの神社は本殿も同一)のヨコを見ると“さざれ石”がありました。

この“さざれ石”。 なんと岐阜県伊吹山のほんまもんの石です!
少し小ぶりなさざれ石はよく目にしますが「これは縁起がよい」と神事前からワクワクです。

 

で、さっきからチラチラを視界を遮るビビットなカラーがあるなと視線をフォーカスすると

でた! おみくじ!!

最近の神社のおみくじはカプセル入りなのか? という疑問もあるけれど
大事なことは“ガチャ”です。
ガチャで回してご利益あるのか? という一抹の不安。

 

気を取り直していざ祈願祭。

施工者の社長さんのご挨拶が「これぞゼネコン」という感じで素敵でした。

 

そして、帰りの参道で一の鳥居をパシャリ。
ここで問題です。この神社は「神明」と「明神」。どちらでしょう?

 

 

正解はといいますとですね。 「明神」です @早すぎですか 笑
知ってる人は知っている。知らない人はそもそも参ってはいけない建築小話 @いまむら談

“ 明神 ” は笠木(一番上の横架材)と島木(その下の横架材)の対で、笠木に反り増しがあります。
額束もありますし、柱は斜めに傾斜(転んで)しています。
変わって “ 神明 ” は笠木に反りはなく、自然のままの丸太を使います @白木も皮付もあります
貫(ぬき)は柱から飛び出さず、柱は垂直に立っています。

と、話は尽きないので今日のところはこのぐらいで。。。

 

約2年間の工事監理(設計監理)のお仕事。
完成予想図を見ながら祝杯です。

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