琴線にふれる

確か小学校の低学年の頃。
突然現れたビデオデッキに今でもキラキラと眩しい記憶が残ります。

当時はまだリモコンなんてものは存在せず、グルグルとポチポチのテレビ。
そこに「風の谷のナウシカ」のベータ式カセット。

今思えば、どうしてファーストのビデオが「ナウシカ」だったのか。

 

テレビはNHK、本は読まず新聞とラジオだけの封建的な父親。
洋裁、華道に洋画好きの多趣味の母親。
話好きの母とちょっぴり寡黙な父。

 

まだまだ出始めと思われるビデオとデッキはたぶん高価なものだったと思う。
購入に際して夫婦で話し合っただろうと思われるそこになぜ「ナウシカ?」
アニメだと家族で楽しめるからという安易な理由か?
記憶を巡らすと謎は深まるばかりです。

 

そんな私が大人になった今でもスタジオジブリが大好きなわけ。
気が付けば仕事中も鈴木敏夫のラジオをヘビーローテーションで聞いてます。

 

鈴木さんの話し方、聞く姿勢、そして会話と会話の間に棲む云わんとする行間。

 

これがなかなか琴線に触れます。
かすかな音がします。

 

「いける。」
「いけるかもしれない。」 と感じます。

 

待ちに待った最新作「レッドタートル」が9月に公開。
先の楽しみがあるって顔がニヤけてきます。

 

「空とぶ機械達展」 実に良かった。
R0001816

 

私も仕事着を作務衣にしよーかと本気で考える。。。

 

Calender

2016年9月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
PAGE TOP