語尾とはずいぶんと大事なものなでありまして
語尾に「 だなぁ 」と付けるだけで 相田みつを 風になるものです。
例えるならば心の師匠である 岡本太郎 先生の言葉
“ 面白いねえ、実に。俺の人生は。だって、道がないんだ。
だからぼくは、「本職は人間だ 」と答えてやるんだ ”
そこに「だなぁ」を付けるとすれば
「 本職は人間なんだなぁ 」となる。ずいぶんと柔らかくなるものだなぁと一人思う週末。
そんな週末の土曜日に公共建築の日・公共建築月間イベントの
“ 魅力発見! 公共建築散策クイズラリーin宇部 ” に参加しました。
なぜ、どうして11月11日が公共建築の日なの?と座学での勉強会からスタート。
小学生にも分かるように公共建築とは何か?を学びます。
まずは会場となった山口県宇部総合庁舎から特徴等についてクイズ形式で紹介。
この窓の外に付いているナナメはなんのため?
建築博士の説明を熱心に聞きメモをとる子供と大人たち。
そしてわが子は最前列に陣取る。 って、マジメかっ!
つづいて宇部市立図書館での出題。
元々あった大正時代の紡績工場の赤レンガを産業遺産として壁面に組み込んでいる様々な話を
山口弁で熱弁するS博士。
と、ここから宇部市が誇る建築家 村野藤吾の建築群を散策します。
渡辺翁記念館、そして宇部興産ビル(全日空ホテル)。
そのビルの最上階では宇部の街を眼下に見下ろしながらの第4問。
喫茶ラウンジは利用したことはあるけれど、初めて上った最上階。
景色も良いけれど鉄板焼き屋さんに見惚れます。
最後にヒストリア宇部(旧宇部銀行本店)
当時建物を所有していた山口銀行が老朽化を理由に解体を予定していた平成18年。
地元住民を中心に当時の市長が保存の方針を決定し、市の景観重要建造物に指定されました。
3階建ての建物は改造され2階建てとなってしまったけれども
戦前の常盤通りと真締川の軸線に併せた約78度の壁面線は今もランドスケープが根付いてます。
帰りの車内。
子供に将来の夢の職業を聞きました。
長女は小児科医。次女は建築家。
ついこの間まで魔女とケーキ屋さんになりたいと言っていた娘たち。
将来が楽しみだなぁ。