松茸ざんまいとミステリーツアー。
ひときわキラリと光る、そんな観光バス。

山口県美祢市が日本ジオパークに認定されたとのニュースを見て
「ふむふむ。それらなば行って見分を深めてみよう」かと、思い立ったら即行動。

前に訪れたのは確か、次女がまだ乳児だったかなと回顧してみるものの、
ソラで行き方さえも忘れてしまうナビ頼りの私。　なんとも不甲斐ない。

あいにくの曇天日和だけれども変わらないカルストの大自然がそこにはありました。
のどが渇いたからと、続いて日本名水百選の“ 弁天池 ”。

　　　　　　　むかし昔、水にこまり諏訪大明神に祈ったところ
　　－　　　「弁才天を祀り青竹をつえに水にたづねよ」という　　　－
　　　　　　　お告げを受けて、まもなく清らかな水が発見された　

という伝説。　まるで市原悦子の声が聞こえてきそうな伝説、大好きです。

そして、今まで気にｌなって。気になって。でも足が遠くて行けなかった“ 万倉の大岩郷 ”に向かうこと30分。
ナビを頼りに進む山道。　時間も17時を過ぎ、ずいぶんと暗くなってきた。
行きかう車もない。でもポツポツと点在する集落。
「えい。ままよ！」と心に決め、道幅の狭いオレンジのガードレールを過ぎ行くと突然目に飛び込んできた岩群。

「あわわわわ…。」

約4,000㎡の広さで幅が約40ｍ。長さが約100ｍで集積する岩群の塊に唖然！
「なんなんだこれは！」　　言葉が出ない感動を受けたのは誠にひさしぶり。。。

恐るおそる登ってみると最大7ｍにも及ぶ巨大な岩石が一面に広がっていました。

とにかく凄い！　感嘆詞の宝石箱みたい！
これが天然記念物といわれる所以なのか、いや、宮崎駿は“ もののけ姫 ”をここを舞台にして描いたものに違いない、とただただ感動を受けました。

人は、自然と比べるといかにちっぽけで。
大地の力強さと比べると、いかに無力なのか。
…啓発されます。

終わりに。
刺激をうけるもの、感性を触発されるもの多々あります。
今、考えていることや感じたこと。口に出す言葉や思い描くデザイン。
すべからく全てはそこに起因します。

彼は触発されたので真似をしたわけではないと、私は思います。
似ているデザインは多々あります。