今日に伝える

安いネクタイを十本買うよりも、本物の職人が作った一本のネクタイを身に付けろ。
これってとても大事な事なんだと常日頃感じ、行動を起こします。

暇を見つけてはホンモノを見るために色々と散策するそんな7月末に訪れた三重・京都。
朝6時台の新幹線に飛び乗り、たどり着いた伊勢神宮。
外宮を参拝して訪れた皇大神宮(内宮)です。

まずはここ。宇治橋です。
五十鈴川に架けられた木造の橋の長さは101.8m。
両端の鳥居は両正宮の旧正殿棟持柱をリサイクルしています。

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有益な情報はないかと、団体客のガイドさんが説明する声に聞き耳を立てて、
橋は船大工さんが建造したものだと知ります。

続いて手水舎。

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ここで通例の清めの儀式なるものを行うのですが、次に待ち受けるのがそう
五十鈴川御手洗場(いすずがわ みたらし)です。

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前者と同様、参拝する前に心身を清める場所です。
本当に澄み渡った清流なので身も心もリフレッシュ。

と、これからのの正宮(しょうぐう)は神聖なもので写真は控えるとしまして
ここからは心に響いたスナップショット。

まずはこれ。

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参拝するための石段ではありますが、人が先なのか自然が先なのかということ。
続いて、白と黒の玉砂利。神の領域と人の領域とを区分けしています。

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水路もまた然り。極力人工物を排除したその姿勢にただ感服します。

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ぐるっと廻って戻った参集殿です。ここでガツンと感性に響きます。
重なり合う屋根と屋根に歴史を感じ、レイヤーの深さが際立ちます。

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替わって最後にこれ。

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参拝通りの近代建築群の谷間に介在するアイコン。
ダルマのフォグライトにYB-1を彷彿とさせるバイク。

と、最近硬すぎるんじゃないかとのご意見に普段と趣向を変えた内容にあえてチャレンジしました。
文章よりも写真が多くを占め、また随分と割愛しましたが、詳しい内容を載せてしまうと
訪れた際の初見の感動が希薄してしまうことを危惧し、私なりの配慮としました。

2000年の時を超えた古代のたたずまい。
日本はすばらしい。

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