今夜の月。
紫煙を燻らせるバルコニーから雲一つない夜空から降り注ぐ月光。
明日は満月だ。
「晴耕雨読なんてステキだよね。」と言ってたことを思い出し
早速amazonで“西 加奈子”先生を購入。
お昼休みだけにしよっと! と自分に言い聞かせていたのはつかの間で
また悪い虫が出てきてしまい、気がつけば上巻を読み通してしまったし。。。
雨と云えばそう。
目下、建築素材を研究中の建築ユニット“ YALE(イエール) ”
先週末に予定していた和紙の手漉き体験実習会が、あいにくのゲリラ豪雨で延期してしまったけれども
ゲリラ的戦略を考える私にとっては“ 地固まる ”ような気がしてきた。
そんな建築ユニット“ YALE ”が手掛ける古民家再生プロジェクトがいよいよ始動しました。
空き家だった築50年の古民家を蘇らせるために、まずは現況調査からです。
屋根裏に掛かる大きな太鼓梁を何とか魅せたい。
小屋組を調査。
続いて床下に潜る。
今でこそ基礎と土間はコンクリートで造り、床下はメンテナンス上、人が潜るため400mm~600mm程度の床下空間を設けていますが、昭和の時代はとても低く、基礎は石場建て。
土間はその名の通り三和土ではなく土のまま。
幸いこの住宅の土間はコンクリートを打設していましたけれど、それにしてもゆ、床下が狭い。。。
とはいえ、潜って調査します。
そしてスグレモノの測定器の紹介です。
柱の倒れや床の傾斜を計測する測定器に、木材の含水率を計測する機械。
はたまたコンクリート内(隠蔽部)にある鉄筋を調査す測定器の数々です。
しっかりとした調査をベースに設計に取り掛かります。
建築も人生もやればやるほどに、人間は抜けた部分に気づかされる。
けれども、今、目の前にいるクライアントに、そして自分にただひたすらに一生懸命であること。
これがなんだか一番寝つきが良い。