かもしれない

朝4時に車に飛び乗り、南を目指すも雪に阻まれ
踵を返して帰路に就くも、手帳と絶え間なくにらめっこ。

気がつけば今年も残すところ2週間。

先日、久しぶりに伺ったとある建築家の事務所に一匹の子犬がいました。
「安かったからさ。」とくすぐったい感情を隠す表情とは裏腹に
犬について語る口調と愛でる所作に少し私も感化されてしまいました。。。

小学3年生の長女は本が好きなようで、学校の休み時間は図書室に通い詰めているらしい。

そんな彼女が読んでいた “りんごかもしれない” という本。
「なになに。なかなか面白そうな本を読んでやがるな!」
「どれどれ、ちょっとこっちに貸してみなさい」 と。

この本、 “かもしれない” という “かも” が実にウィットに富んでいるのである。

“りんごじゃないのかもしれない”
“ぼくからはみえない はんたいがわはミカンかもしれない”
どんどん飛躍して
“ぼくの おじいちゃんが りんごのすがたをして ぼくに あいにきたのかのしれない”

実生活のみならず建築に於いて、仮説を立て、実践し、そして検証することを常に行うなかで
仮説というクリエイティブの基本的なことが少し凝り固まってきたのだなと感じました。

孤軍奮闘する日々。

「自分たちのしていることは社会にとって意義のある仕事なんだ」
ということを信じて、覚悟を持って活動してゆく。
    by 安藤忠雄 “都市と自然”

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