東京出張。
13時からの予定に先立ち、北九州空港(KKJ)から7時の羽田発。
行きのシートは富士を見るために必ずA席。
羽田に8時30分に着き、今日はどの建築を巡ろうと思案する。
モノレールに乗りそして山手線。
しまった。
9時を過ぎれば満員電車にはならないだろうと思っていたのに
改札を過ぎてから長蛇の列。
まずはここから。
建築家 竹山聖氏 新宿に建つ「瑠璃光院白蓮華華堂」。
通常の3倍の強度を持たせたホワイトコンクリートのマッシブなファサードが
突如として現れます。
「納骨堂という施設だけに館内をスタッフが案内してくれるって言ってたな」と
めちゃめちゃゲートが閉まってるし。。。
押しても引いても開かない。
ん? いま何時だ。
9時半前。
ん? 10時開館って書いてあるじゃん。
まぁ。こんなこともあるさ。
いや、むしろしょっちゅうか?
少し扉が開いたのを垣間見ながら表参道へ。
週末の表参道の喧騒とは異なるウィークデーの景色。
建築家 伊藤豊雄氏のTOD’S と 建築家 團紀彦氏のHUGO BOSS
表参道の共生を図ったそのファサードは、かたや木々の揺らぎを幾何学的に表現した。
かたや、生命を持った木の幹を異なる形状で束ねた表情はまるで幹の聖火台。
近景は特にそれぞれのディテールがおもしろい。
キャットストリートを抜けてたどり着いた
建築家 藤本壮介氏の表参道ブランチーズ。
前面道路が狭く斜線制限が掛かることを逆手にとり、傾斜したファサードに
立体格子上のコンクリートの躯体を樹木の枝(ブランチ)に見立て
先端に緑を植えています。
植えられた落葉樹の樹木。
これから色づくであろう四季の移ろいが密集化した商業地に憩いの場を創り出します。