現場が基本

週末の旅。
いえ、週末のたびにやってきた台風。

 

現場の着工後、すみやかに行われる試験杭立会のため
大雨の高速道路を東へとひた走り、トランクに積んでいた雨合羽を着た頃には
青空とこんにちは となりました。

 

さてこの試験杭。

建物の地盤が軟弱地盤(N値が担保できない)場合、杭が必要となりまして
その杭の長さは事前に調査した標準貫入試験(ボーリング調査)にて決定としますが
ボーリング調査は建物の基礎ごとではなく、調査による想定地盤断面に依るため

実際の基礎ごとの長さと地盤状況が想定通りか否かを確認します。

 

現場は 深層混合処理工法(地盤改良杭) です。

スラリー状のセメント系固化材を地盤に注入しながら共回り防止翼を装着した攪拌装置を用いて、原地盤土と
機械的に攪拌混合し、固化材の固化反応により所定の強度を持つ改良柱体(コラム)を築造します。

取付た装置により掘削深度やトルク値を観測します。


オペレーターの中ではさらに詳細なモニターで観測します。

そして引き上げるとキレイな掘削柱状となります @ここでは試験杭なので掘削孔のみ

掘削深度とトルク値、回転数や電流計の値、そして支持層となる地質をサンプリングして
ボーリング調査のデータと支持地盤の標本と照合。総合的に判断して貫入深さを決定とします。

この現場では2ヶ所の試験を行いました。

 

朝一番で乗り込んだ現場も試験立会だけで13時過ぎ。
工事監理(設計監理)は緊張の連続です。

それでも現場至上主義の私は、充実した一日でした☆

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