防府天満宮から市街地を見下ろせば様々な歴史を感じることができる。
萩から防府の三田尻港へと繋がる萩往還。
その昔、防府の桑山へ築城する予定の毛利藩。
地の利の良さからNGを出されてしまい、遠く萩にお城を建てたというお話である。
その萩往還。
山々を抜けるその道は唯一、防府天満宮の前で折れ曲がる。
もし、防府の桑山で築城していたならばきっと県庁は防府市であったであろう。
「もし」はあらぬ存在でありながら創造することがロマンでもあるのだ。
納骨堂を設計した建築家 種村強。
参道脇の平地にひっそりと建つ倉庫がありました。
納骨堂はいわゆるシリンダー状の円筒ですが、そのシリンダーをナナメにカットして
引き延ばした形状を持つ屋根の倉庫。
倉庫という用途で簡素(コスト重視)でありながら造形美を魅せる建築家の姿勢に啓発されます。
目出鯛(めでたい)のおみくじにも、単にくじを引く作法に趣向を凝らす姿勢が実におもしろい☆