建物の構造規模がある一定を超えると、構造計算の適合性判定（いわゆる第三者チェック）を
提出し、お墨付きを受ける必要がありまして
審査で補正した内容を差し替えて、済証（いわゆる適合してますよという証書）の受取りを
待つ時間を利用して、秋色に染まった瑠璃光寺五重塔を訪れました。

下関市に所在する構造事務所さんと同行したのですが、このお方。
大学は長崎県で過ごした以外は地元の下関に居を構えているのに
瑠璃光寺の五重塔を始めて見たという。

数学者の岡潔が言った
「スミレはただのスミレのように咲けばよいのであって、そのことが
春の野にどのような影響があろうとなかろうと、スミレのあずかり知らないことだ」
を地で行く人である。

見ようとすれば見えてくるもので、訪れるたびに新たな発見がある。