犬を飼おうかと思い悩んで随分と時間が経つ。
先日もホームセンターにあるペットコーナーでパグを見つけ
何度か通ったのだけれど、気が付けばいなくなっていた。
共働きで日中寂しいのではないか、だとか
飼うなら家の中が良いけれど家族は外が良いという、だとか
自分のなかでのネガティブキャンペーンを払拭できず
いたずらに時が流れるのである。
であれば最後の決め手は何なのか。
きっとあれやこれやと考えるのではなく衝動ではないかと思う。
抑えられない衝動に出会う日は偶然でなく必然であると
近い将来、きっとそんな時が訪れるのであろうと思う。
そーいえば、犬を飼うことの注意点を友人に聞いたところ
食事は一日2回であり、その食事は基本的に同じペットフードを食べさせるのだそう。
毎日パンばかりを食べると、たまにはゴハンも食べたくなるのが生き物でないかと
疑問に思って聞いたみた。
するとそれはこと犬については間違っているのだそう。
あれやこれやと考えながら庭を掃除していると
窓ガラスに張り付いたカマキリを見た。
そー言えば昆虫もそうだ。
もうすぐ色付き始めるであろう紅葉を見るため散歩に出かけた。
門の先に見える市道(自歩道)はそのうち真っ赤に色を染める。
教養というのは日々を生きていく上で力になってくれるもので
それは樹木にとっての土や水のような形で、僕の身体を支え、守ってくれている。
それま正に「人はパンのみにて生きるにあらず」である。
そんなことを思い出した10月の終わり。