工業と農林水産業。伝統と文化、そして米軍海兵隊の航空基地。
様々なシーズがミックスした岩国市。
そんな岩国は全国的にも名高い蔵元が多くあり、日本酒の魅力と古い歴史が興味を誘います。
その風土と共に年月を重ねた建築を五感で感じる研修に行ってきました。
まず最初に訪れた蔵元は〝金冠黒松〟で有名な 村重酒造 です。
ガツンと目を見張る直径5mの大杉玉。この杉玉はスギの葉(穂先)で出来ています。
では、どの蔵元にもに吊ってあるのは一体なぜなのか?
知っている人は、なかなかの日本酒の通です。
正解は「新酒が出来たことを知らせる役割を果たしている」というサインです。
吊るされたばかりの杉玉は、スギの葉が青々しいですが、やがて枯れて茶色がかってきます。
その色の変化が新酒の熟成具合を伝えるというものです。
さてさて、酒造好適米の〝山田錦〟と〝西都の雫〟の稲穂の比較。
山田錦は稲穂が長いので育成管理が非常に難しい。。。でもウマい!
その酒米を洗米。
次に訪れた〝五橋〟で有名な 酒井酒造。
これぞ日本酒の醍醐味的な仕込み中の酒樽群。
鉄製と木製。 こだわることは大事。 「間違ってないよ、俺」と言い聞かせる。
仕込みの時期が異なる発酵中の原酒。
麹と酵母が「プチプチッ」鳴り、まるでワルツを踊っているように聞こえます。
グググっと圧縮して日本酒が絞り出す上槽の機械。
そして出てきた酒粕。 オーブンで焼いて食べると絶品です。 ゲット!
そして最後に訪れた〝雁木〟で名を馳せる 八百新酒造。
これが THE酒蔵 と云わんばかりのタイコ梁を見てニンマリです。
「岩国の酒は 雁木 がNo,1」といつも言っていた柳井のYさんを思い出しながら
錦川の傍に建つ蔵元を五感で味わいました。
最後に。
岩国錦帯橋空港の光庭吹抜にはクリスマスツリー。
ゴールドに輝く星のカードに願い事。
願いよとどけっ!