4月14日21時26分。その28時間後の4月16日1時25分。
熊本県熊本地方を震央とする震度7を観測する地震が発生しました。
メディアで知る被災地の状況や応急危険度判定士の活動情報。
私も判定士の認定登録を受けている。すべてを投げ打って今すぐ駆けつけたい!!
言葉では言い表せない感情に駆られました。
そんな胸中、建築士会より応急危険度判定士派遣の依頼があり、
山口県第4次応急危険度判定士派遣として 4月28日(木)~5月1日(日)の4日間、熊本県被災地に判定活動を行いました。
山口県庁職員の方々から激励の壮行会を受け、いざ出発です。
余震が続くなか、日々刻々と変わる被災地の情況。
受け入れ側の自治体も情報統制と事態把握に奔放し、対象となる判定地区は行ってみないと分からない。 鼓舞された心に身体が震えるなか熊本市役所にて受付と登録を行います。
活動前の市庁舎から望む熊本城の被害に、覚悟と決意を再認識。
危険・要注意・調査済の危険度判定ステッカー。
熊本市南区城南町が担当地区と決定し、判定活動は2人1組をベースとして判定を行います。
地割れを起こしズレと沈下を生じた地盤。
災害時に無料提供するベンダー機。 @赤のベンダーは有料ですが。。。
避難所に設営されたテント浴場と災害支援の車輌。
物陰に設営された自衛隊のテント。
人として何ができるのか。
技術者として建築士として何ができるのか。
応急危険度判定士として想いを同じに集まった13名。
初対面のメンバーが気が付けば一つのチームとして強い絆が生まれました。。。
被災者との対話。
「家が倒壊して自力で出ることも出来ず、救出してもらった。」
「1週間、車の中で生活をして。1週間、避難所で生活をして。耐えられず、余震で倒壊する家でも、ここで生活したい。」
非力な私でも何か貢献したいと望んだ被災地派遣。
少しは役に立てたのかと自問自答します。
協力してくださった方々。そして笑顔で「行っておいで」と送り出してくれた家族に感謝です。
終わりに。
応急危険度判定士を始めて知った方。
支援したいけれどアクションを起こせなかった方。
一歩、踏み出しませんか?
きっとそこには少し明るい未来が待っていると私は感じました。。。