満開なる桃の花。
先日、妻の実家に帰省した際に心奪われました。
花の香りと色彩にメロメロになるも、石垣と漆喰のチカラ強さに感嘆しました。
私の建築理念の一つにプリミティブなるものがあります。
木なら素木、コンクリートならコンクリート、石ならば石というように
素材のままが良いという概念です。
建築は自然のものから成り立ちます。
材質により味わいが微妙に違い、趣きがある。
触りも良くて色調が美しく、何よりもエイジングに依り味わいが増す。
とはいえ価格が安くて傷つきにくく、合理性に富んだ新建材に変わる場合もあるが
それではあまりにも心の通わない仕上げになると、一生モノではないと衝突することが多々あります。
話は変わって、先日議論になったバルコニーとベランダの違いについて
清家さんが巧く書かれてましたので知らない人は今一度スタディーです。
ベランダとバルコニーの違いはどちらも2階以上に設置されていて、
屋根があるのがベランダ、屋根がなく青天井のリビングがバルコニー。
高さに関係がない台状の丘がテラス。。。とのこと
とすれば私の住んでいる共同住宅は3階建ての2階なのでベランダ。
バルコニーはいわゆるリビングなのです。
春風のゆらぎのなかでちょっと広めのバルコニーでティータイム。
そんなひと時が幸せを感じる住宅、共に造りませんか?