決戦は日曜日

決戦の日は11月6日。

 

前日は体力を温存すべきであるとアドバイスを受けるものの

早朝から岡山県へ日帰り出張となり、左太もも裏の張りに違和感を感じながら帰宅は深夜。

 

そして、下関海峡マラソンの当日となった。

 

5時に起床し、普段はまったく口にすることのない朝食とデザートのカステラを頬張り

逸る気を落ち着かせるべく7時過ぎに会場へ到着。

 

続々と集まってくるランナーたちは、その顔、その姿、その立ち振る舞いに

誰もが私よりも速そうで、トレーニング不足を今更ながら悔やまれる。

 

そもそも完走することが目的であった私は最終組のGブロックからのスタート。

 

最終組だからこそ、少しでも前からスタートだと、まだ時間の早いからこその先頭に近いポジションを確保。

 

そこから40分程度、スタンディング。

 

ん、ん~。トイレに行きたい。

今ならまだ間に合うかなと振り返れば長蛇のランナー。

 

こ、これはやばい。

今出れば、もうこのポジションには戻ってこれない、、、。

 

走ればまー、体内の水分消費として±0で行けるか、とスタートの号砲!

 

ん?

 

ん?ん?

 

スタートしたよね。

スタートしてるのに全く進まないじゃん。

 

3分経過し、5分経過したであろかその時間でようやく歩き出し

そこからのスロージョギングペース。@6分50秒/km

 

20kmまでは 5分40秒/km のペースで、30kmまで 6分10秒/km…の作戦も

ひしめき合うランナーで前を追い抜くスペースもなく、10km過ぎからようやくラン開始!

 

関門海峡の景色を感じ、心地よい海風を受け、気分爽快、元気ハツラツ☆

 

20kmを過ぎた辺りからのランナーズハイにて、高低差20mのアップダウンに突入。

 

脚が痛いなぁ~。

そろそろいっぷくしたいな~と、カバンを探ってみれば

なんと、入れたはずのタバコがない!

 

ない!

 

心が折れてきた~、とテンションダウンした矢先の沿道からの応援!

またまた応援!!

さらに応援!!!

 

応援がこんなにも嬉しく、そしてチカラとなるのか。

人は一人では生きられなくて、誰かから生きるチカラをもらってるのだ。

 

そして終盤の38km地点。

 

前日から違和感を感じていた左太もも裏がついに弾け、走ることも、歩くことも出来ず

しゃがみこんでしまう。

 

このまま棄権か、、、

 

いや、結果が全てだ。応援してくれた人をそれでは裏切ることになる。

 

痛い場所をバシバシと叩いてつねってもんでみて。

すると、少し歩けるようになり、少しづつ走れるようにもなってきた。

 

よし、ラストランだ。

 

ここからは気持ちで。そう、気持ちだけで走った、走りぬいた。

 

そして、42.195km完走。

 

 

タイムはなんと、4時間30分17秒。

 

頑張った。

四半世紀ぶりに自分を自分で褒めてあげたくなった。

 

これで人生初のフルマラソンチャレンジも完結☆

 

 

あくる日の新聞に氏名をタイムが掲載されていた。

 

なぜ、ネットタイムでないの~。

Gブロックからのスタートでハンデあるじゃ~ん 笑

 

目標の4時間30分には17秒届かなかったからなのか

達成感があまり感じられないけれど、よくまぁ走ったものだと

血マメがたくさん出来た指先を見ながら、爽快な一番搾りを呑んだ、そんな日曜日☆

 

 

p.s. 記念すべきゴールの瞬間なのだ

https://youtube.com/shorts/4T_fvoCh6nU?feature=share

 

 

 

Calender

2022年11月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
PAGE TOP