2020.08.26

今回はちょっと趣向を変え、所属している団体の巻。

 

建築関連団体として
公益社団法人 日本建築家協会
一般社団法人 日本建築設計学会
一般社団法人 山口県建築士会

 

まちづくり団体として
NPO法人 まちのよそおいネットワーク
山口近代建築研究会

とあります。

 

その中のひとつ、山口県建築士会では理事と青年部長の任に就いており
青年部は県内12支部で構成される支部青年部の取り纏めとして
各支部の代表者(県幹事)と共に県としての事業計画の立案・執行
研修会・セミナー・まちづくり活動・建築士の資質向上・啓発活動
はたまたアカデミックな視点から大学との連携などを行っております。

 

そんな建築士会の会報誌に寄稿(@2ヶ月毎)した内容を、ここで記載します。
@9月号会誌

 

 

人生とは、この世に100年くらいしかない期間限定のキャンペーンなのだと思います。
一人では出来ないこと、思い通りにならないことが期間限定の中にありふれていて
協力しあえばシーツも楽にたためるし、思いもよらないイヒッが生まれることある。

 

誰かに言われたから「ハイ」その通りにやりましたのでは子供やバイトと同じであって
筋を読めば前後も解るから何かあった時でも臨機応変の対応が出来るのであり
皆で決定し実行する内容は最低限のハードルであって、それを読んだからといってゴールではない。

 

そんなことを考えながら偶数月の第一金曜日に開催する県青年部役員会。
新型コロナウィルスの猛威による緊急事態宣言等にて6月の第2回を中止とし、収束が見通せず
企業の経営パラダイムにも様々な変化が生じる日々ですが
喫緊の議題があるため8月の役員会は開催しました。

では、その役員会を手法として従来の一同に介する会議とするか、zoom会議とすべきか。
何かコトを実行するためには前裁きを川上で実行しようとしても不可能であって
対話の流れでしか行えないことが多いと考え、出席者を強制しない(無理強いしない)会議とし
手指消毒とマスク着装、30分毎の自然換気、そしてソーシャルディスタンスを徹底し
議論を重ねました。

 

中四国ブロックでは【中四国ブロック愛媛大会】の中止。そして【若手建築士交流会in鳥取】の延期。

全ての事業が中止(若しくは延期)とせざるを得ないのか。いや、辞めるのは簡単であって
新型コロナウィルスとどう向き合っていくのか。小池百合子東京都知事が発するwithコロナを
日常として捉え、そして受け入れることで新しい生活様式(ニューノーマル)のなかで
建築士会として何ができるかを考えてみる。

 

設計として例えるならばつまり、コンセプトが練り上げられていくプロセスの中で
人や組織についての「未条件」が対話空間的なエレメントから生まれた想像力を伴って
現れてくることでイノベーションが起こるのだと考えます。

 

視界不良のなか、さらに成長を続ける「建築士会」として何が必要なのか。

 

ピーター・ドラッカーは「文化は戦略に勝る」と述べたが、どういう人材が集まってほしいかを
役員会メンバーと一緒に考えて言語化していく時間が必要なんだろうと思います。

 

【青年部研修会】や【やまぐち建築セミナー】の事業を通じ
その中で「集まってほしい人材像」のペルソナ(ターゲットとなる顧客像)は
どのような希望と可能性を持っていて、どんな暮らしを営んでいて
どんなことを吸収するためにセミナーに参加したのかを抽出し
集客(建築士会)に繋げる可能性になるかを考えたいと思っています。

 

45歳を上限として卒業を迎える青年部。
「いつか巣立つ場所」であるならば、その時に備えて培ったスキルや実績
そして人脈を築こうとするネットワークの意欲。

それが次のイノベーションに繋がる好循環になればと、日々格闘する。

---

 

 

意識が変わると景色が変わるのである。

Calender

2020年8月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
PAGE TOP