ゲーム

車窓から見る街の景色。行き交う人々の装い。そして山の色。
杉の木には、たっぷりと色味がかった花粉が舞い散ります。

 

週末から体調を崩し、かかりつけのクリニックに受診した際にドクターから
忘れ物のアレルギー検査結果の手紙を頂きました。

 

二十数項目ある中の2つ。スギ花粉とヒノキ花粉のツーベースヒットが炸裂。
ここ数年、春の季節になると花粉対策グッズ無しに外出が出来ない身体だったけれども
いざ結果を前にすると、「いやいや。何かの間違いでしょ~」と思いたくなる、そんな心持です。

 

2月の週末に、岡山市にて 〝 避難所HUGゲーム 〟 に参加してきました。
ここ数年よく耳にするDIGだの、HUGだの。
一体何だったっけと、おぼろげに記憶を辿りながらゲームにいざ突入。

このHUGゲーム。 静岡県危機管理部さんが作成したゲームだそうで
震災が起こった時、どのように避難所を運営していくか。
その、避難所(HINANNZYO)・運営(UNEI)・ゲーム(GAME)の頭文字をとってHUG(ハグ)との事です。

テーブルの上に置かれた小学校の配置図。 校舎棟や体育館の平面図。

そこに様々な事情を抱えた避難者カードをディスカッションしながら配置していきます。

老人や乳幼児。外国人や病人の方。家が全壊した人に親を亡くした子供。。。
マスコミや勝手に訪れてくるボランティア。
最初は難なくこなすゲームも佳境に入ると整理がつきません。

 

 

昨年の4月。熊本震災で現地入りした際に訪れた避難所がフラッシュバックします。
被災した人にしか分からない想い。訪れた人にしか分からない感情。

 

 

ゲームの最後はグループで「なぜそのような結果となったか」プロセスを発表です。

中身は同じでも結果はグループ毎に異なります。

 

気付いたことがありました。

意見の衝突。主観の違い。運営側で様々なジレンマがあるけれども
全ては皆、避難民ファーストのため。
多様性を認め合い、そして共存共栄してゆくこと。

 

15時に始まったゲームも気が付けば18時。
実りの多き体験でした。

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