気が付けば5月も半ば。
考えたことを反芻し、書きたいことを思い連ねれば日々が過ぎていゆく。。。
そんな毎日です。
建築をカタチ創るうえで、ずいぶんと言葉について考える思考。
考えれば考えるほど進まぬペン先。
しかしながら❝体験により体を通じて実感したことを頼りに建築を考えるというスタイルにシフト❞という
文面に救われ、最近少しブレイクスルー出来た喜びがありました。
今日はとある照明設計事務所さんにお邪魔しました。
打合せのテーブルにランダムに穴が開いています。
以前から面白いデザインだなぁ~と感じているとおもむろに照明ON!
床面に浮かび上がる大小のサークル。
身近にあるものから…。
まるで頭を殴られた感じです。。。
さてさて、
地球上で一番数が多い建物。
床面積、投下資本比率も多い建物。
それは❛住宅❜です。
人はなぜ住宅を造るのかというと、住むということが単純な行為ではないからである。
とはいえ、これを突き詰めると難しい話となるのでさておき
住宅が住宅である所以は家族が家族として一緒に生活するためなんだと考えます。
住宅設計のスタンスとして部屋の用途を決めないということに重きを置いています。
ご主人さんには書斎。奥さんには家事室。子供には子供部屋。
用途を決めた部屋を造るとそれぞれの部屋に引きこもってしまって、家族団欒のため
せっかく建てた住宅だのに家族の会話が消えてしまうからです。
宮脇 壇さん曰く、
「家というのは、家族が家族だけでデレデレするための建物だという原点。」
「わが家族にとってお互いのふれあいを確認しあう家。」
今一度、原点に立ち返って考えることが重要なんだと考える今日この頃です。