誰かがいう
自由へと とび立つべきだと ♪
誰かがいう
必ずユメはかなうと ♪
というのはspiritの歌詞。
全ては歴史の上に成り立っており、建築も同様。
建築を深く勉強する上で避けて通れないのがこの近代建築。
よく誤解を生じるが近代とは1890年頃から1960年頃の建築です。
日本史でいうところの明治(江戸時代後期)から昭和(戦前)なのです。
モダンという言葉もシュールレアリズムの背景を読み解くと
やはり近代という扱いがベストなのかなと考える。
先日の近代建築研究会で“よみがえる建築遺産”という書籍をいただきました。
【よみがえれ】でもなく【よみがえろ】でもなく【よみがえる】。
ここには埋没していた、取り壊しの危機にあった建築の歴史があります。
とある近代建築で保存に際して審議委員九人が辞表を提出するという
身を挺した行動はまさに称賛に値する。
しかし建物を継続・継承していくうえで当然莫大な費用も掛かる。
巧く収益をあげる岡山のルネスホールの運営・活用の形態は習うことがある。
存在がなす街の豊かさ。
意匠がもたらす空間の豊かさ。
バラして建て替えるのは至極簡単。
でもそれじゃあ街がメーカー・工務店の亜流建築に埋まってしまう。
直島メソッドにもヒントがあった。
見ようとすれば見えてくる。
建築も社会も、そして自分自身も…。